『十和田湖春秋』   1922
  紙本・着色   149.0×352.0cm ×2
 七尾 英鳳 (ななお えいほう),1885(明治18)−1962(昭和37)

 八戸生まれ。本名七尾常太郎。円山四条派の画家対山の弟子であった祖父清四郎(号を対岳)の影響を受けて、幼少期より日本画を描く。特定の師に師事せず、先人の作品の摸写や身近な風景や花鳥の写生により、自らの腕を磨き、わずか15歳で「三十六歌仙図屏風」を書き上げるなど早くから才能を開花させた。山水画を得意とし、ふるさとの農村風景や四季折々の十和田湖風景を数多く描き、「十和田湖の画家」とまでいわれた。写実に裏付けられた確かさの中に、繊細、優美な作風で、ふるさとのあたたかな世界を描いた。また、俳句もたしなみ、三皓庵月 兆、十二世星霜庵白鱗の俳号を持ち 、俳画も多く描いた。