3、ふぼく寺にある古いがく
 
「乙因さんをしのんで飾(かざ)られた古い2枚のがく」
 
 ふぼく寺の本堂の向かって左側の高いところに、乙因(おついん)追善(ついぜん)俳諧(はいかい)献額(けんがく)という2枚のがくが飾(か
ざ)られています。このがくは、昭和54年1月に八戸市の文化ざいに指定されました。
今から200年くらい前に死んだ乙因(おついん)という俳句(はいく)の名人をしのんで、50回忌(かいき)の年(安政(あんせい)3年、1856年)
に、俳句(はいく)の仲間たちが作った俳句の作品を集めて作ったがくです。がくには、全部で85句の俳句がかいてありますが、八戸だけ
でなく秋田、盛岡、仙台、江戸、尾張(現在の愛知県)など、いろいろな所から俳句がとどけられたそうです。
乙因は、本名(ほんみょう)を金子半蔵といい、江戸時代、八戸の二十三日町にあった美濃屋(みのや)につとめていましたが、当時の八戸城
下(じょうか)では俳句の名人として知られていました。

 クイズ がく1枚の大きさは、どのくらいでしょう。
ふぼく寺