学校は、子ども一人一人の良さや多様な力を最大限に伸ばし、夢と可能性を育む場である。
 子どもたちに、「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」を育むために、日常の教育実践を大切にしつつ、教えるプロとしての力量を向上させ、子どもたちの夢の実現のために確かな力をつけてあげる義務と責任がある。
 まず、「確かな学力の育成」では、基礎・基本の確実な定着を図り、子どもたちの学力を向上させるべく、校内研修を柱として学習指導の工夫と授業改善に努め、「わかった」「できた」「身についた」の授業づくりをめざすとともに、日々の授業で子どもたちの基本的学習態度の向上を図る。さらに、子ども一人一人のニーズを把握して、組織的体制のもとで個に応じた指導や家庭学習の習慣化に取り組む。
 次に、地域の教育資源に積極的に触れさせ、体験活動を通して学ぶ教育活動を意図的積極的に取り入れ、「豊かな心」と主体的・意欲的な学びを育む。
 楽しい学校、楽しい学級をつくるために、学級経営の原点に立ち、子どもが自分自身と向き合って自分を良くしようとする子、友だちとつながって友だちを大切にする子を育てる。そのために、個々の子どもたちの思いをしっかりと受けとめながら、その子の良さや頑張りに気づかせ、認め、励ます指導を徹底する。
 学校行事や児童会活動、縦割り班活動を通して、みんなで約束やきまりを守り、目標を達成する喜びや人・もの・こととつながる楽しさを味わう教育活動を行う。
 また、子どもたちの心身の健やかな成長を願い、体育や食育、保健指導の工夫充実に努める。
 さらに、学校における様々な危機管理を見直し、地域での見守り活動等を継続し、家庭や地域と連携しながら、子どもの安全・安心の確保に努めていく。

学校経営の方針と重点

平成27年度 学校経営方針

1 学校経営の方針

 【経営理念】


















                        

(1)子どもたちの夢の実現のために学校はある
(2)子ども一人一人に、「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」の育成をめざす
(3)一校一心、総力を結集して教育活動を展開する
(4)保護者・地域に信頼され、地域と共に歩む開かれた学校づくりに努める


《めざす学校像》
   
 一人一人が生き生きと学ぶ、明るく楽しく活気に満ちた学校


【経営の重点】

(1)自己実現の喜びを体感させ、学ぶ意欲の向上と確かな学力の保証をめざす。
  →そのために、校内研究を柱として、学ぶ意欲の喚起と基礎学力の定着を図る授業改善に取り組み「分かる・できる・身についた授業」の日常化を図る。また、五感を通して学ぶことを重視し、体験や活動を生かした授業づくりに取り組む。
(2)人との関わりの中で成功体験を積み重ねることで、一人一人の良さや可能性を伸ばして自己肯定感を高め、豊かな心と自尊感情を育てる。
  →そのために、学級経営を基盤としながら、人間関係を大切にした特別活動(学校行事・児童会行事・縦割り班活動)、ふるさと学習(生活科・総合的な学習)、道徳教育の充実を図る。
(3)地域に学び、ふるさと南郷を愛し誇る心を育てる。
  →そのために、家庭・地域との連携を深め、保護者や地域の教育力を活用した教育活動の充実を図る。

2 教育目標・努力目標
   
   教育目標   進んで勉強する子  強く、やさしい子  健康な体をつくる子
   
   努力目標   めあてを持ち、課題に取り組む子
            思いやりの気持ちをもって行動する子
            自分の健康を考えて生活する子

3 めざす学校像

    一人一人が生き生きと学ぶ、明るく楽しく活気に満ちた学校



 ①児童の変容をめざした学習方法・指導方法の工夫により、「できる・わかる喜び」や「学ぶ楽しさ・自己実現の楽しさ」を子ども・教職員が共に感じられる学校
 ②明るいあいさつ・確かな返事・元気な読み声や歌声が響き合い、温かい笑顔があふれる学校
 ③保護者や地域からの信頼と協力が得られる学校
 ④教育活動のための環境が整備され、美しい環境(人的・物的)の中で子どもが育つ学校

4 めざす児童像

    基礎・基本の習得に励み、何事にも前向きに挑戦する子



5 めざす教師像

    明るく温かく、共に高め合い協働する教師


6 平成27年度 学校目標と具体的施策

    基礎的基本的な知識・技能の確実な定着

 《重点施策》
  ①児童の自己肯定感を高める学習方法・指導法の工夫
    〈できる・わかる喜び、学ぶ楽しさ・自己実現の喜び〉
  ②体験的活動の充実と児童が達成感を体感できる行事の充実
    〈人、もの、こととふれあう・気づく・考える〉
  ③家庭学習の習慣化
    〈家庭学習の手引きの活用、サポートタイムの導入〉