
平成28年度 研究計画
基礎学力の定着を図る指導法の研究
〜国語科「読むこと」の領域を中心とした授業づくりを通して〜
(3年計画の1年次)
1 研究主題について
(1) 学習指導要領を受けて
国語科の目標の前段では、国語の能力の根幹となる、国語による表現力と理解力を育成することが最も基本的な目標であることを述べている。伝え合う力を高めるためには、自分の考えをしっかりともつことが大切である。そこで、国語科の4領域の中でも特に「読むこと」の領域に絞り、確かな読みのできる児童の育成に努めていきたい。なぜなら、自分の考えを書いたり話したりするためには、その根拠となる文章を正しく読む力が身についていなければならないからである。
研究1年目に当たる今年度は、文章中のポイントとなる言葉や文に着目して叙述から文章を読み取っていくところを出発点とし、研究を進めていきたい。
(2)教育目標具現化の立場から
本校では、教育目標に「豊かな心をもち、たくましく生きる子」、努力目標に「すすんで学習する子(知)」を掲げ、主体的に学習に取り組む児童の育成を目指している。そのためには、基礎学力の定着が大切であり、土台となる思考力や表現力を育てていくことが課題といえる。課題解決のためには、基礎的・基本的な知識・技能の習得を図る授業づくりや言語活動・言語環境の充実に努めていく必要があると考える。学力定着のためには、各教科・領域の根幹となる国語の力が大切であることことから、今年度は文章の内容を叙述に即して読む力をつけさせることに重点を置き、本主題を設定した。
(3)児童の実態から
CRTの結果では、国語の得点率は全ての領域で全国平均を上回っている。ただ、「読むこと」の領域を見ると本校得点率は平均67.6で、他の領域より低いことが分かった。漢字や音読といった地道に積み重ねて身に付ける学習にはよく取り組み、成果を上げているものの読解力は十分育っているとは言えない。文章の内容を正確に読み取ったり段落相互の構成や関係などを捉えたりする力において課題の残る結果となった。そこで、児童が根拠をもって考えをもつことができるように、書かれてある内容を正しく読み取る力を育てていきたい。読む目的に応じた観点を明確にもたせる手立てを工夫したり一人一人の読みの変容を確かに捉えたりすることで、単元を通して学習内容をしっかりと理解させていく必要がある。さらに確かな読みにつながる考えを伝える場を意図的に設定する。このような授業実践を積み重ねていくことが学習意欲につながり、基礎学力の定着を図ることができると考える。
2 研究のねらい
基礎学力の定着を図るためには、読む力を身に付けさせることが有効であることを国語科の授業実践を通して明らかにする。
3 研究仮説
国語科「読むこと」の指導において、読み取る力を付けさせるための支援や自分の考えを表現し伝える場を工夫することで確かな読みのできる児童を育成することができると考える。
(1)大切な言葉を手がかりに叙述に即して読み取る手立ての工夫をする。
(2)確かな読みにつながる考えを伝える場の工夫をする。
4 研究内容
(1)読み取る観点を明確にし、叙述に即して文章を正しく読む力をつけさせるための指導の工夫をする。(「物語文・説明文の読み取る観点」の活用)
(2)一人一人の考えを確かめ合う場やワークシートやノート指導の工夫をする。
以上の手立てを工夫することで、一人一人が読解力を身に付けるための国語科における指導のあり方を探る。
5 年間計画
(1)授業研究等
4/14 全体会(研究についての共通理解)
6/1 ブロック研
6/8 3学年研究授業@
6/22 2学年研究授業A
8/24 ブロック研
9/2 教育指導課・センター訪問
9/7 ブロック研
9/14 4学年研究授業B
9/28 6学年研究授業C
11/2 ブロック研
11/9 1学年研究授業D
11/30 5学年研究授業E
1/25 全体会(校内研の反省・来年度の方向性)
2/1 全体会(校内研究実施報告書の確認)
2/22 県外研修報告会
(2)一般研修
4/27 スズキ校務についての研修
5/25 外国語活動に関する研修
7/6 特別支援教育に関する研修
8/4 Q-Uについての研修
8/31 学力状況調査の採点・考察
2/8 情報モラルに関する研修