美保野の教育
校長 工藤 正道
美保野小学校の隣接地に,「墾即魂」と刻まれた碑が建っています。美保野は戦後開拓に入った人たちによってつくられた地域ですが,機械のない時代に原野を切り開くのは大変なことでした。今日,「生きる力」をはぐくむ教育がうたわれていますが,まさに美保野の地に流れる「墾即魂」(無から有を生み出す不屈の魂)こそ「生きる力」であり,美保野小学校の教育の基底となっています。
<経営の基底>
教育活動全体を通して、「美保野」命名の由来(「美しく保っていきたい広野」)と建 学精神「墾即魂」(「土地を耕すことは、心と頭を耕す」)を大切にし、心身ともに健康 で「生きる力」を身に付けたたくましい児童の育成に努める。
<教育目標> たくましく
<努力目標> ・考えを進んで伝える子
・思いやりをもち 本気で取り組む子
・めあてに向かって運動する子
<めざす学校像>
一人一人が生き生きと学ぶ明るく活気に満ちた学校
〇自己実現できる学校
〇命を大切に育む学校
<めざす児童像> ◎たくましい子ども
「たくましい」には、自ら課題に取り組み自らの力で解決していく粘り強い姿が表現されている。
〇発達段階に応じた 知・徳・体の調和のとれた子どもの育成
平成31年度の重点
(1)自分づくり
〇自己を知り自己肯定感を育みながら自らの力を高めていく活動
(2)仲間づくり
〇共に高めあう集団での活動、仲間のよさをさらに確かめ合う活動
(3)ふるさとづくり
〇家庭・地域との触れあいを通してふるさとに寄せる思いを育む活動
<学校目標> うれしい言葉を伝え合う
できなかったことができるようになること、また、できるようになったことを 伝え合うことを通して、自己有用感を育み、自分がすき、友達がすき、美保野がすきにつなげていけるものと考える。
3 重点施策
(1)学びのリズムの定着
(2)自分の歩みを振り返る時間の設定
(3)相手を意識した聞く活動の推進
3 地域密着型教育を推進します
広い校地に自然が豊かに残る美保野小学校の教育環境づくりを,地域学校連携協議会にお願いしています。また,地域とともに行う行事もたくさんあります。地域の方々と交流するとともに,子どもたちの姿を地域に発信し,見守られながら地域と一体となった教育を推進します。