へちょこ団子
へちょこ団子の由来
へちょこ団子とは、丸状に作った団子の中心に、くぼみを作った状態が、おなかのおへそに似ているから
この名前がつきました。
「へちょこ団子」という名前のほかに、「えんつこ団子」 「ウキウキ」 「なべっこ団子」 という呼び方もされます。
「えんつこ」とは、昔、赤ちゃんをあやすために使った道具のことです。今でいう、「ゆりかご」のような物です。
団子の形が、この「えんつこ」の形に似ていることから、「えんつこ団子」と呼ばれました。
「ウキウキ」とは、団子に火が通って煮えてくると、浮き上がってくる様子からついた名前です。
「なべっこ団子」という呼び名も、団子の形がなべに似ているからついた名前です。
へちょこ団子の形の秘密
形を棒状にして適当にちぎった物を、手のひらで丸めて、人差し指でくぼみをつけることで、
いろんな呼ばれ方をしますが、 このくぼみをつけると、熱が通りやすくなるということと、
小豆の汁がくぼみにしみこんで、おいしさが増すという工夫がされているのです。
昔の人のすばらしい生活の知恵が、この団子の形に表れているのです。