除籍の方法とリスト出力について
内容が古く使えなくなった図書、破損等で使用に耐えられない図書などを除籍することができます。
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まず、LiCS-R2を起動します。
左側の「業務選択」から
「資料管理業務」をクリックし、
右側の「処理選択」から
「除籍予定入力・取消」をクリックします。
<2>
すると、除籍予定入力・取消の設定画面が表示されます。

「処理選択」が
「除籍予定入力」になっているのを確認し、
「除籍理由」をリストから選択します。

次に、「資料番号」のテキストボックスをクリックし、カーソルを表示させたら
除籍する図書に貼ってあるバーコードをスキャンし、資料番号を入力します。

すると、このような確認メッセージが表示されます。

確認したら「戻り」ボタンをクリックし、「除籍予定入力・取消」画面に戻ります。
すると、先ほど入力した資料番号に対応する図書の情報が表示されているのが確認できます。

図書が複数ある場合は、同じ手順で、除籍予定図書として入力していくことができます。
除籍する予定の図書の資料番号を全て入力したら、「終了」ボタンで画面を閉じてください。
<3>
ここまでは、「除籍をする予定です」という入力でした。
次に、その予定を「除籍しました」という情報に更新する作業を行います。
LiCSのメイン画面の、右側の「処理選択」から
「除籍資料一括更新」をクリックします。
一括更新を行う前に、
「除籍リスト」で除籍予定されている図書の確認を行うことをおすすめします。
(方法はこのあとの
<補足1>で説明します。)
<4>
すると、除籍資料一括更新画面が表示されます。

まず、更新条件を指定します。

たいていの場合、所蔵館のみの指定になりますが、
除籍予定日や事由など、細かい設定をすることもできます。
また、「除籍予定日を除籍日とする」にチェックを入れると、
過去に除籍予定を入力した日が除籍日となります。
チェックをはずすと、除籍日を指定することができます。
条件を指定したら、
「実行」ボタンをクリックします。
「実行」をクリックすると、除籍処理が実行され、結果が画面右下の
「更新状況」に表示されます。

これで、除籍処理が完了しました。
除籍した図書は、
「除籍リスト」で確認することができます。
(方法はこのあとの
<補足1>で説明します。)
<補足1>
除籍予定入力をした図書、または一括更新をした図書は
「除籍リスト」で確認することができます。
まず、LiCSのメインメニューの右側から
「除籍リスト」をクリックします。

すると、除籍リスト画面が表示されます。
まず、
抽出条件を設定します。
所蔵館・除籍事由・資料種別・購入区分をそれぞれ設定することができます。

また、出力対象を
「除籍予定」と
「除籍済み」の2種類から選択することができます。
「除籍予定」にすると、日付を入力する箇所が
「除籍予定日」、
「除籍済み」にすると、日付を入力する箇所が
「除籍日」にそれぞれ変化します。
条件を設定したら、
「データ抽出開始」ボタンをクリックします。

該当するデータがあれば、リスト表示されます。

印刷をする場合は、右下の
「印刷」ボタンを、テキスト出力する場合は、
「テキスト出力」タブをクリックします。
(テキスト出力に関しては
「テキストファイルに出力してデータ編集」を参考にしてください。)
除籍予定を出力対象とした場合、
「テキスト出力」タブの隣が
「除籍予定取消」タブになります。
ここでは、予定を複数単位で取り消すことができます。
リスト内はドラッグで複数選択することができ、画面下の「すべて選択」で全選択もできます。
図書を選択し、除籍予定を取り消す場合は
「除籍予定取消」ボタンをクリックします。

また、除籍済みを出力対象とした場合、
「テキスト出力」タブの隣が
「除籍資料削除」タブになります。
ここでは、除籍済みになった図書の情報を削除することができます。
「除籍予定取消」同様、リスト内はドラッグで複数選択することができます。
図書を選択し、情報を削除する場合は
「資料情報削除」ボタンをクリックします。

ここで資料情報を削除すると、その番号は新規登録に使えるようになりますが、
一部統計に除籍の記録が残らなくなるので、注意が必要です。
<補足2>
「除籍予定」と
「除籍済み」の違いは、以下の通りになります。
除籍予定
複本冊数(登録されていると認められている冊数)に含まれる
残り冊数(借りられる冊数)には含まれない
除籍済み
複本冊数には含まれない
残り冊数には含まれない
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また、
「除籍済み」に情報を更新しても、LiCS内にはデータが残ったままになります。
除籍済み図書を完全に削除できるのは、年次更新による物理削除になります。
ただし、物理削除を行うと「除籍をした」という履歴すら残らなくなり、
LiCS内で過去に除籍したデータを検索することができなくなります。
ですので、できるだけ除籍予定(または除籍一括更新)を行った後に
リストを出力することをおすすめします。
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