住所:031-0833
 八戸市大字大久保字鷹待場38番地2
TEL:0178-33-1126 33-1141
FAX:0178-32-1033
大きな地図で見る

教育活動の構想

学ぶ意欲を高めるための指導の工夫
~国語科における問題解決的な学習を軸とした授業実践を通して~ 
                         
1 研究主題について
 本校の児童は,明るく素直で,与えられた課題に対してまじめに取り組む。しかし,自分の力を高めようと意欲をもって自ら進んで学習に取り組むという点では,消極的な姿が見られる。このような実態から,本校では,教育目標として「豊かな心をもち,主体的に活動する子」,努力目標として「進んで学習する子」を掲げ,自ら課題を見つけ,問題解決に向けて意欲的に取り組む児童の育成を目指している。
 校内研究では,28年度以降,国語科を中心に,書く力や読む力の育成に取り組んできている。昨年度からは,児童がより主体的に学習に取り組み,思考力・判断力・表現力を伸ばしていくことを目標に,国語科における「問題解決的な学習」を軸とし,研究を進めてきた。「二択」「言葉の追加」「対比」などのしかけにより,思考のずれを起こさせる問いや,文章を読み直す必要のある問いをもたせることなど,課題設定の工夫をすることで,問題解決の意欲を高めることができた。また,全員に自分の考えの立場を明らかにさせることで,文章から根拠を探そうとする主体的な読みにつながり,叙述からの読み取りを大切にする意識が高まった。しかし,考える土台を揃える必要性,問いのもたせ方や焦点化,児童の変容の見取り方など,いくつかの課題も見出された。
 そこで,今年度も国語科における問題解決的な学習を軸に研究を継続し,これらの課題を解決したいと考える。「指導する用語を整理し,児童一人一人の土台を揃えること」「児童の思考の流れに沿った学習課題の設定や提示を工夫し,児童の考えをゆさぶり考えさせる授業を展開すること」「考えの変容を児童同士が分かるように対話の視点を明確にすること」などによって学ぶ意欲が高められると考え,本研究主題を設定した。

2 研究のねらい
 問題解決に向けて意欲的に取り組むための効果的な指導のあり方を,国語科の授業実践を通して明らかにする。

3 研究仮説
 児童一人一人に問いをもたせる学習課題の設定や提示,児童が自分で「わかった!できた!身についた!」が実感できるような評価など,授業の工夫をすることによって,子どもたちの学ぶ意欲を高めることができると考える。

4 研究内容
 (1) 学習課題の工夫(一人一人に問いをもたせる課題設定・提示の仕方)
 (2) 課題解決に向けての話合いの工夫
 (3) 評価の工夫(変容を見取り,次の学びに生かす評価)